地元メディアから質問殺到 25、26日のJポップフェス 大使館が公式会見
在インドネシア日本大使館は十四日、二十五、二十六日のジャパンポップカルチャーフェスティバルの開催に当たり、中央ジャカルタの同館で記者会見を開き、日本やインドネシアのマスコミにイベント内容などを説明した。
会見には同イベントの実行委員会に名を連ねる大使館の島田順二公使、国際交流基金ジャカルタ日本文化センターの小川忠所長、ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)の兵頭誠之理事長、観光創造経済省のウクス・スリスティヨ総局長、インドネシア日本同好会(KAJI)のフアド・カディル会長、インドネシア人日本ポップカルチャー研究者のアジ講師らが出席。
島田公使は「東日本大震災から一年が経つ。イベントを通じ元気な日本を見てもらいたい」とイベントの開催趣旨を説明。ウクス総局長は「アニメの『ナルト』など、ポップカルチャーと言えば日本という認識だ。イベントの実施を喜ばしく思う」と語った。
約十五社の地元メディアが取材に訪れ、「ジャカルタ日本祭り(JJM)と今回のイベントとの関係は何か」「五月に予定されている(日本のロックバンドの)ラルクアンシエルのライブとの関連性は何か」などの質問を投げ掛け、日本関連のイベントに対する関心の高さをうかがわせた。
■ 政府高官も出席予定
日本ポップカルチャーフェスティバルは二十五日午後六時半、南ジャカルタのバライカルティニで開幕。午後八時半まで同所で、アイドルグループAKB48とJKT48が共演するコンサートが行われる。開会式には鹿取克章・駐インドネシア日本大使、マリ・パンゲストゥ観光創造経済相らの出席が予定されている。
二十六日は午前十一―午後五時、中央ジャカルタのプラザ・スナヤンで開催。
外務省国際漫画賞授賞式、コスプレショー、ヘアメイクショー、「カワイイ」ファッションショーなどが計画されており、一部イベントにAKB48、JKT48のメンバーが登場する予定だ。
そのほかにも「マチコ・マンガスクール」、プリザーブド・フラワーアレンジメント、大使館などによる「風呂敷」デモンストレーション、日本政府観光局(JNTO)、全日本空輸(ANA)日本航空(JAL)による「VISIT JAPAN」などのブースが設けられる。
また二十五、二十六の両日にわたり、複合映画館「XXI」で日本アニメ「NARUTO」の映画上映、日本のバンド「ラルク・アン・シエル」の最新フィルムコンサートが四回ずつ上映される。