新しい出発の日に 274人が仲間入り JJS入学式
バンテン州南タンゲラン市のジャカルタ日本人学校(JJS)は17日、小学部、中学部合同の入学式を開いた。小学部は174人、中学部は100人、計274人が新たな学校生活をスタートさせた。
快晴の中、ブレザーやバティックに身を包んだ新入生と保護者らが集まった。体育館に新入生が入場すると、温かい拍手で迎えられた。
米村博司校長は式辞で、小学部の児童に「頭を使ってしっかり考え、思いやりの心を持ち、体を鍛え、世界やインドネシアのことをしっかり学び、楽しい学校生活を送ってください」と語りかけ、中学部の生徒には「今日を新たな自分の可能性に向かって挑戦していく、新しい出発の日にしてください」と激励した。
来賓として出席した石井正文駐インドネシア大使は、日本人、インドネシア人にかかわらず「良いお友だちをつくってください」と祝辞を述べた。JJS維持会理事長やPTA会長もそれぞれ新入生に祝いの言葉を贈った。
在校生代表も歓迎の言葉を贈った。小学部6年の樋口悠斗さんは「小学部1年生から中学部3年生まで、皆が仲良しの学校です。たくさん勉強して、いっぱい運動して、皆で学び合いながら成長していきましょう。分からないことがあれば、どんどん僕たちに聞いてください」と優しく語りかけた。
中学部3年の石原悠太郎さんは「ぜひ、皆さんそれぞれが各自責任をもって新しい世界へ励んでください。困ったときはいつでも周りの人に相談してください」と話し、「一緒に学び、たくさんの思い出を作り、素晴らしい学校生活を送ることができた、と感じられるように頑張りましょう」と新入生を歓迎した。
中学部1年生の玉腰莉子さんは、「英語を頑張りたい。初めて同じクラスになる子も多いので楽しみ」と話し、中学部1年生の星野葉月さんは3年間インドネシアで過ごしてきた経験を踏まえ「勉強は中学生になり難しくなると思うが、(新しい環境の中で)いろいろ頑張りたい」と抱負を話した。
式に出席した保護者の岩城英二さん(41)は息子瑛士さん(6)の入学を見届けた。「たくさんの友だちと一緒によく学び、元気いっぱい遊んでほしい」と希望を語った。(坂田優菜、写真も)