「アーバンSUV」登場 スズキ イグニス発表
スズキ・インドモービル・セールス(SIS)は17日、南ジャカルタ・メガクニンガンのリッツ・カールトンホテルで、アーバンSUV(スポーツ多目的車)のイグニスを発表した。
イグニスは、コンパクトな車体のハッチバックにSUVを融合させた新ジャンルの小型車。自動車ジャーナリストによる「2017年ワールド・カー・アワーズ」の「ワールド・アーバン・カー部門」で上位3モデルに選出された。
骨格や主要部品を全面刷新し、高い剛性と軽量化を実現したスズキ独自のプラットフォーム「ハートテクト」を採用。高い安全性を維持しながら車重の軽量化によってエンジン負担を軽減し低燃費の走りを実現した。LEDプロジェクターランプやデイタイム・ランニング(昼間点灯)・ランプも採用し、若者向けのスポーティでスタイリッシュなデザインとなった。
SISの杉山信一郎四輪営業責任者は、「都心の走行に適した取り回しのよいコンパクトなサイズ。加えて、郊外での高速走行やSUVならではの走る楽しみも味わえる。インドネシアに、アーバンSUVという新しい車を提案していきたい」と語った。
価格は、標準タイプGLがマニュアル車のみで1億3950万ルピア。上級タイプのGXは、マニュアル車が1億5950万ルピア、AGS(オート・ギヤ・シフト)車が1億6950万ルピア。
カラーは、GLタイプが黒、白、赤、青、シルバー、グレーの6色。GXタイプが黒、白、グレー、シルバーに、赤・黒、青・黒、青・白のデュアルトーンで7色。インドからの完成車(CBU)輸入で、月間販売2千台を目指す。(太田勉、写真も)