今月中に開通へ タンジュンプリオク港 アクセス高速道路
建設中の北ジャカルタ・タンジュンプリオク港のアクセス高速道路(全長約11.4キロ)建設について、政府は今月中に開通させる見通しを示した。
公共事業・国民住宅省によると、同区間の高速道路の建設工事はほぼ完成しており、進ちょく状況をジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領に報告。近日開通式典を開く予定としている。9日にはバスキ・ハディムルヨノ公共事業・国民住宅相がアクセス高速道路を自転車で走り、工事の進ちょく状況をアピールした。
タンジュンプリオク港はインドネシア最大の貿易港。建設中のアクセス高速道路は、港の出入り口から高架・立体交差化などを進め、コンテナ貨物などで混雑している周辺地域の渋滞緩和につなげる案件。
タンジュンプリオク港へのアクセス高速道路の建設計画は2000年代初頭から始まったが、土地収用の遅れなどで一部工事が遅延した。
建設後の運営会社は未定だが、国営会社に委託する予定。
同アクセス高速道路の建設会社は日本とインドネシアの企業連合が担当している。工区ごとに担当企業が分かれ、事業費に対し一部円借款を供与している。