JJSへようこそ 新任教員23人がそろう
バンテン州南タンゲラン市のジャカルタ日本人学校(JJS)で10日、このほど着任した新任教員23人が新赴任者ガイダンスを受けた。米村博司新校長らが新たにJJSに加わる。
23人のうち22人が小・中学部、1人が幼稚部に所属する。
小学部を担当する水谷直文さんは名古屋市出身。国際協力機構(JICA)の活動に参加し、海外での教育のあり方を学んだ経験もある。「生徒たちと双方向で話す姿勢を大事にし、笑いがある教室にしたい」と抱負を話し、インドネシアでの生活については「ことばを覚えて(インドネシア人と)会話できるようになれれば」と期待を語った。
中学部で国語を教える増田恵津子さんは、中学、高校で教壇に立った経験がある。インドネシアに来るのは初めてで、インドネシア人の第一印象は「親切そう」。JJSでは、我が子を日本人学校に通わせた経験を踏まえ、「保護者目線に立って子どもの力を伸ばしていきたい」と意気込みを語った。
幼稚部の井上円さんは以前から海外で働くことに関心があり、7年間都内の幼稚園で経験を積んだ後、JJS幼稚部で働くことを決めた。「日本の外で、日本の良さを子どもたちに伝えていきたい。子どもたちとピアノや歌を楽しんだり、一緒に外で遊ぶことを心がけたい」と話した。
JJSでは、13日に幼稚部入園式、17日に小・中学部の入学式がそれぞれあり、教員たちはこれから始まる学校生活に向けて準備を進める。
新任教員は以下の通り(敬称略)。
校長 米村博司▽小学部 渡辺孝、山田梨絵、篠原功二、水谷直文、川俣英之、小林未来、午来清文、福田恵美、大橋信之介、田島由加里、宗倉汐理、高田すみれ▽中学部 神戸康志、佐々木究、増田恵津子、上治ゆかり、鈴木康弘、立花賢、川原幸、成瀬あずみ▽養護 小島和子▽幼稚部 井上円。(坂田優菜)