ジャワ島のハブに ソロ空港を拡張 駅と鉄道も整備
ブディ・カルヤ・スマディ運輸相は1日、中部ジャワ州ソロ市のアディスマルモ空港をジャワ島のハブ空港にし、国際線も拡大させる計画を明らかにした。同空港の拡張のほか、同空港をつなぐ鉄道の整備も進める。
アディスマルモ空港そばに新たな駅を建設し、ソロ市内のソロ・バラパン駅から同空港までを鉄道でつなぐ。建設にあたり、国営空港管理第1アンカサプラと国営建設プンバングナン・プルマハン(PP)が共同でコンソーシアムを設立する。
ジャワ島外からソロなど中部ジャワ州各地へ向かう飛行機利用者の多くは、スカルノハッタ空港(バンテン州タンゲラン)で乗り継ぎが必要。アディスマルモ空港とジャワ島外をつなぐ直行便を増やすことで、スカルノハッタ空港の混雑を緩和したいという。
また国際線については、ソロからサウジアラビアのジッダ、中国、日本への直行便を就航させたい考え。
2019年までに同空港の敷地を現在の1万3千平方メートルから、2万6千平方メートルまで拡張する。
また2600メートルの滑走路も大型の航空機が乗り入れできるよう、まずは2800メートル、最終的には3千メートルまで延長する。
利用者数は年間300万人から、19年には同600万人を目指す。(毛利春香)