医療・建設・車で急伸 平均成長率の4倍 損保ジャパン現法 2016年決算を発表
損害保険ジャパン日本興亜の現地法人、損保インシュアランス・インドネシアが16日に発表した2016年決算によると、売上高に当たる収入保険料が1兆3950億ルピアで前年と比べ21%増え、市場の平均成長率約5%の約4倍の伸びを記録した。
医療保険やインフラ案件を対象とする建設工事保険、自動車保険の収入が大幅成長した。
同社は16年に1200億ルピアを増資した。18年まで増資を続け、「(さらに保険を供給できるよう)引き受け能力を高めていく」(同社の黒木達也副社長)方針で、成長著しい個人向け事業を強化する。
会社の規模も拡大、従業員は15年比で4割以上増加し16年末で456人になった。業界で国内トップ10を視野に入れる。(佐藤拓也、写真も)