制服、かわいい 南ジャカルタでジャパン・ファッション・イベント
日本貿易振興機構(ジェトロ)と東京ガールズコレクション(TGC)実行委員会が主催する「ジャパン・ファッション・イベント」の展示会が14、15の両日、南ジャカルタのコタ・カサブランカ・モールで開かれた。日本の化粧品の販売促進を図る「ジャパン・ビューティー・ウイーク」(ジャパン・ビューティー・ウイーク実行委員会主催、経済産業省と日本化粧品工業連合会後援)も同時開催され、ファッションと化粧品の展示や紹介、販売などが実施された。
会場では日本のファッションや化粧品ブランドなど28社がブースを出展。ファッションショーや化粧品のワークショップも開かれ、ファッションや化粧品に興味のある女性や買い物客らが立ち寄りにぎわった。
「デザインは好きだけど生地が固い」。初出店した女性のためのジーンズブランド「デニムクローゼット」のブースでは、運営会社であるUMANOの馬野信吾社長が、現地の来場者に意見を求めていた。
同社はすでにシンガポールやタイで商品を卸しているが、「インドネシアはまだよく分からないので、現地の方の意見が聞きたい」と話した。
今回、初出展した洋服ブランド「セイジイノウエ」は昨年、立ち上がったばかり。デザイナーの井上セイジさんはインドネシアを何度も訪れたことがあり、なじみのある国での出展を選んだ。「思っていた以上にハンドメードのものを、よく見てもらっている。国内外を問わずビジネスをしていきたい」と語った。
西ジャワ州バンドン市から訪れたプトリ・ティサリサさん(23)は、日本のアニメや漫画、ドラマが大好きで、コスプレーヤーでもある。
「日本の制服がとってもかわいくて、試着したくて来た。きょうはさまざまなファッションや化粧品を一度にたくさん知ることができて良かった」と笑顔を見せた。
一方、ジャカルタ在住のチュスノさん(22)は「日本の化粧品は価格が高く、なかなか手が出ない」と話す。普段はインドネシアのほかに韓国や米国の化粧品を使っているという。「日本が好きなので、日本のものを使ってみたいと思っているのだけれど」と話した。(毛利春香、写真も)