スマランに新拠点 ブラザー、企業需要にも対応
ブラザー・インターナショナル・セールス・インドネシア(ブラザー・インドネシア)は6日、中部ジャワ州スマラン県に、カスタマー・ケア・センターを開設した。ジャカルタ、スラバヤに続き3カ所目の開所となる。
カスタマー・ケア・センターは、ショールームとサービスセンターの両機能を併せ持つ拠点。購入前の説明やショールームでの実物確認、販売、そして購入後のアフターサービスに一貫して対応する体制を整える。開設式典には磯部正博社長らが出席した。
拡大するインドネシア国内のIT機器の販売にあわせ、プリンターなどの需要増に対して、顧客の立場から効率的に対応することを目指す。
今回は、一般個人向けの需要拡大に加え、工業団地の建設が推進される中部ジャワで、今後伸びるとみられる企業需要にも、いち早く対応し取り込む狙いがある。
ブラザー・インドネシアは2008年に設立、ラベルライターやプリンター、スキャナーなどの情報通信機器に加え、ミシンも取り扱っている。
従来、現地の代理店が個別に行ってきた販売に、包括的なマーケティング活動やサービスの向上など販売強化に注力し、16年は対前年比で売り上げを約15%伸ばした。
1月中旬には、4カ所目のカスタマー・ケア・センターを北スマトラ州メダン市に開所する。(太田勉)