日イ共作番組「ジャパントリー」第2弾 あすから放送開始 目玉はドラマと体験番組

 日本を紹介する日イ共同制作番組「ジャパントリー」第2弾の放送が、8日からジャカルタのローカルテレビ局、ジャックTVで始まる。放映時間は、毎週日曜午後7時半から1時間で、8回にわたって放送される。日イの俳優が共演する新作ドラマとアイドルグループJKT48が日本各地を巡る文化体験番組が目玉で、放送コンテンツを通じて日イ友好関係を促進する。

 番組タイトルは「ジャパン」と「トライ」を掛け合わせた造語で、番組を通して日本を身近に感じ、好きになってもらおうという願いが込められている。
 目玉となる新作ドラマは、日本で撮影された「シークレットスカイ(邦題・運命の恋)」。人気女優のキンバリー・ライダーさんとタレントの武井壮さん、若手俳優の柿本光太郎さんと紺野真さんが出演。紺野さん演じるマンガ家ジュンの恋人で作家のナジャに、柿本さん演じる音楽家スカイが一目ぼれする三角関係を青森県を舞台に描く。武井さんは元不良ピアニスト役で登場。弘前城や八甲田山、鶴の舞橋など美しい観光地も見どころだ。
 3月には全8話のドラマを映画化し、インドネシア国内40カ所の映画館で上映。日本側では同時期、ジャパントリーをまとめた番組を放映する予定。
 放送開始を前にした6日には、番組を共同制作した東京メトロポリタンテレビジョン(MX)とインドネシアのマハカ・メディアグループ、電通、アジアビジネスサポート(ABS)が、南ジャカルタのホテルで記者会見を開き、ドラマ出演者らが出席した。
 会見後、インドネシアで人気の「仮面ライダーブラック」の主人公、南光太郎役を演じた倉田てつをさんを父に持つ柿本さんは「海外で初の映画デビュー。アクションもこなす役者を目指し、今後もこちらで活動したい」と抱負を語った。初来イの紺野さんは「(ドラマは)三角関係だけど、どろどろしていない。日本の神秘的な部分が詰まった舞台・青森の魅力を感じてほしい」と話した。
 記者会見には、日本の総務省情報流通行政局の野原史子課長補佐や在イ日本大使館の高田真里公使、各社の首脳陣らも出席。東京MXの伊達寛専務取締役は「今後も交流を促進し、日イの心の交流に貢献していきたい」と語った。同省は2014年度から放送コンテンツ海外展開総合支援事業を実施し、今回は15年度補正予算の12億円から支援した。(中島昭浩、写真も)

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