ICTカンファレンス開催 日経BP 進出企業向け3回目 サクラシステムは新バージョン
日経BP社(本社・東京都港区)はこのほど、中央ジャカルタのインターコンチネンタル・ホテルでICTソリューション活用法についてのセミナー「ICTカンファレンス」を開いた。
ICTは、ITにコミュニケーションの概念を加えた情報通信技術を表す用語。セミナーはシステム面の省力化や業務コストの削減など、進出企業が抱える課題解決のための情報提供が目的で、インドネシアでの開催は3回目。
三菱東京UFJ銀行ジャカルタ支店の益山剛史副支店長が、最新の経済動向や投資環境について基調講演した後、ICTソリューションを手がける企業関係者がシステム活用法や自社のサービスを紹介した。
会場でグループ会社のNSSOLシステムズ・インドネシアと共にブース出展したサクラシステム・ソリューションズは、9月に発表した人事給与管理システムの新バージョン「SPISy10」をアピールした。
「SPISy」シリーズは勤務・給与管理だけでなく、昇級や人事評価などにも活用できる点が特色で、1998年のリリース以来、多くの企業に使用されてきた。新バージョンでは、出張でオフィスを離れてもアクセスできる点などを強調した。
「競合製品と比べ最大の特徴は、税金や社会保険についての制度変更や、社内の仕組みの変化に対応し、業者を使わず顧客自身がパラメーター設定の変更で対応できる点」(サクラシステム関係者)。
同社は、日系企業のみでなく地場企業にも同システムの浸透を図っていく。(平野慧)