思い出に残る日に BJS学習発表会 練習の成果を発揮
バンドン日本人学校(BJS)は13日、学習発表会を開いた。幼稚園、小・中学部の園児・児童・生徒、計22人が踊りや劇、楽器演奏などを披露し、日ごろの練習の成果を発揮。スローガンは「心と力を合わせて!〜思い出にのこる学習発表会にしよう〜」。子どもから大人まで笑顔あふれる楽しい発表会となった。
幼稚園児らは、森の中で迷子になった女の子が森の仲間たちに出会う劇「森のおともだち」などを歌や踊り、楽器演奏で披露した。小学部1〜4年の児童はいたずら好きなキツネの「ごん」が村人にお詫びする劇「ごんぎつね」を、釣竿や魚、カゴ、銃などさまざまな道具を使い、大きな声と動きで力いっぱい演じた。
小学部6年と中学部の子どもたちは、修学旅行で訪れたバリ州で撮影した映像に合わせ、現地に行った気分になれるよう趣向を凝らした「エンターテインメントプレゼンテーション」を発表。バリダンスやガムランの演奏も披露。ケチャでは観客と一緒に、四つのリズムに挑戦した。
演奏の部では7種類の楽器で「ミッキーマウスマーチ」、リコーダーアンサンブル「美女と野獣」、インドネシアの伝統竹楽器アンクルンで「上を向いて歩こう」などを演奏した。
オープニングで漫才を見せ、観客の心をつかんだ小学部6年の川本一京太くん(12)と青木瑛杜・アリフくん(11)。青木くんは「お客さんを前にすると緊張した。でも始めてからはいつもよりわかりやすくゆっくり話せた」と振り返った。漫才の動きなど細かい部分は2人で考えた。青木くんは「お客さんが笑ってくれてうれしかった」と笑顔で話した。
櫻田弘道校長は「子どもたちの頑張りが心に響き、じーんときた。皆それぞれ、良いところが出ていて達成感もあったと思う。また、温かい拍手が子どもを育てていくのだと感じた」と話した。(毛利春香、写真も)