パーツネット北九州がイ視察 合弁視野にきょう懇談会
自動車部品会社のネットワークであるパーツネット北九州と北九州市は、日本貿易振興機構(ジェトロ)の協力の下、インドネシア視察を実施している。パーツネット北九州などから十七人が来イし、好調な発展を続けるインドネシアにおいて、事業をする上での魅力や課題を学んだ。
一日午前、南ジャカルタのインドネシア投資調整庁(BKPM)と日本貿易振興機構(ジェトロ)ジャカルタ事務所を訪問。投資・経済環境について説明を受けた。
同日午後には、西ジャワ州ブカシ県にあるデンソー・インドネシア社とジャバベカ工業団地を訪問し、工場視察や意見交換などを行った。
北部九州にはトヨタや日産の組立工場、山口県防府にはマツダの組立工場、大分にはダイハツの組立工場があり、自動車産業の一大集積地となっている。
パーツネット北九州は昨年初めてタイへの視察を実施、今年は高成長が注目されることから、インドネシアを視察先に決めたという。
パーツネット北九州の会長で、デンソー北九州製作所社長の浅野佳孝氏は「円高が続き、安価な海外部品との競争が厳しくなっている」と事業状況を説明した。
二日には、自動車部品業者協会(GIAMM)、自動車関連大手アストラ・グループのアストラ・オートパーツ社などの訪問を予定している。
GIAMMとの意見交換では、合弁も視野に入れた懇談を行いたいとの申し込みに、地場系企業二十七社から参加申し込みがあったという。