一正蒲鉾、ボゴールに工場 輸出も視野、年2千トン見込む
水産練製品製造販売の一正蒲鉾(本社・新潟市)はこのほど、地場企業との合弁会社KMLイチマサフーズが西ジャワ州ボゴール市に建設していた工場が竣工したと発表した。
会社の敷地面積は約1万2千平方メートル、工場の床面積は約6600平方メートル。従業員120人体制で、かに風味かまぼこを中心に生産する。年間2千トンの生産能力を見込む。商品は一般市販用に留まらず、業務用も手がける。
「人口も多く、水産加工品が食生活に浸透している。インドネシア国内だけでなく輸出も視野に入れている」(一正蒲鉾の相賀順也海外事業部長)。
同社はかまぼこやちくわなど練り製品業界で日本国内トップクラスのシェアを誇る。一方で舞茸の生産、販売にも力を入れており、2012年から中国江蘇省常州市に現地法人を設置している。(平野慧)