はだしで笑顔で諦めず JJS幼稚部 6チーム200人が運動会
ジャカルタ日本人学校(JJS)幼稚部(吉野恵理子園長)の運動会「〜大空へ飛び出そう〜」が15日、JJS中学部グラウンドで開かれた。約200人の園児が赤、水色、緑、黄、黄緑、ピンクの6チームに分かれ、芝生のグラウンドをはだしで駆け回り各種目を競い合った。
全員による体操「お天気ロックンロール」で競技がスタート。かけっこでは「頑張れ!」「諦めないで!」と歓声が飛び交う中、ゴールを目指して力いっぱい走った。
親子競技「いこう! スペースアドベンチャー」は親子2人1組でロケットに乗って宇宙を旅するという設定の競技。一生懸命歩調を合わせて、仲良く走る姿が見られた。来賓や保護者が参加した綱引きも、子どもたちに負けない気合や力強さを発揮した。
応援合戦の振り付けは、各チームの年長の園児が中心となって教員と共に考え、続けてきた練習の成果だ。太鼓を使い、掛け声やせりふを披露し、年少の園児をリードして特色ある応援で会場を沸かせた。
小学部の生徒が参加する競技もあり、成長した姿に感嘆の声を漏らす教員や保護者もいた。
最後の色別対抗リレーでは転んだり、バトンを落とすシーンもあったが各チームとも最後まで諦めずにバトンをつなぎ走り抜いた。
応援大賞には赤チームが選ばれた。最後に各チームの係の園児が「これで運動会を終わります。皆さんよく頑張りました」とあいさつして、幕を閉じた。
運動会の準備や事前練習は約4週間前に始めたという。吉野園長は「天候に恵まれず、練習時間が思うように確保できないこともあったが、園児たちが例年通り頑張ってくれて良かった」と感想を話した。(平野慧、写真も)