国内最大級の旅行フェア JCCであすまで 日本関連のブースも
国営ガルーダ航空のトラベル・フェアが7日、中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンション・センター(JCC)で始まった。9日まで。旅行関連イベントとしては国内最大級で、同航空が国際路線を開設している国・地域の観光地などを紹介する。入場料3万ルピア。格安航空券やパッケージツアーの即売ブースもある。
100を超える国内外の自治体や観光局、旅行会社などがブースを構え、日本からも北海道、関東、東海、近畿などから11のブースが出展した。「ハラル・ツーリズム」が注目される中、ムスリム専用の観光案内所が活気を帯びていた。
日本関連ブースを管理する日本政府観光局(JNTO)ジャカルタ事務所のノファ・アウリアトゥンさんは「インドネシア人の若者は、団体ツアーより個人旅行を好む。ブログなどを通してお勧めの場所や割安ホテル、航空券をカスタマイズする傾向がある」と説明した。
出展した堺市文化観光局観光部観光企画課の丸澤廣芳主幹は「日本側のムスリム受け入れ体制は徐々に整いつつある。日本に来ていただくなら、気持ちよく過ごしていただきたい。より多くのインドネシアの人たちに、日本におけるムスリム向けの対応を知ってもらいたい」と話した。
同航空のトラベル・フェアは年2回開かれている。前回4月の来場者は6万9千人で、今回は3日間で8万人を見込んでいる。(江原早紀、写真も)