ジャカルタがワースト2 世界都市別の渋滞度調査
スマートフォン用無料ナビアプリを開発、運営するWAZE(ウェイズ)モバイル社はこのほど、世界38カ国・地域235都市の車運転環境に関する調査結果を発表した。都市別の渋滞度ワースト10では、インドネシアからジャカルタ(ワースト2位)、バンドン(6位)、スラバヤ(7位)が入った。「最悪」はフィリピンのマニラだった。
調査は、アプリ「WAZE」の利用者からリアルタイムで送られてくる道路情報を基に行われた。対象は渋滞度、安全、道路の質など運転環境に関する6分野17項目で、これらを10点満点で評価、指数化した。
各分野とも指数が低いほど評価も悪くなる。渋滞指数ワースト1のマニラは0.33、2位のジャカルタは0.57、3位のフィリピン・セブは0.58で、9ポイント台を記録した米国やフランスの地方都市とは対照的な結果となった。
調査対象の全6分野を評価した総合指数では、1.15のセブがワースト1位で、インドネシアのボゴールが2.15で続いた。
ボゴール以外の国内都市では、同4位のデンパサール、5位のバンドン、6位のスラバヤ、9位のジャカルタがワースト10に入った。
運転環境が最も良いと評価されたのは、総合指数8.81のフランス東部にあるヴァランス。2〜10位もフランスや米国の地方都市が独占した。アジアの都市では、マレーシアの・セントラルマラッカの94位が最高だった。(酒井善彦)