三菱倉庫が配送センター 10月着工、セントラルキッチンも
三菱倉庫のインドネシア現地法人で、倉庫業を営む三菱ロジスティクス・インドネシアは、西ジャワ州ブカシ県の工業団地MM2100に配送センターを建設すると発表した。10月に着工し、来年7月に完成の予定。
配送センターは敷地面積16万9800平方メートル、延床面積1万8千平方メートル。うち、3700平方メートルを定温庫、1700平方メートルを低温庫・冷蔵庫とする。また、セントラルキッチン(集中調理施設)としても利用可能な多用途フロアを千平方メートル設ける。太陽光発電、LED照明、非常用発電機を備えた「災害に強いECO倉庫」とアピールしている。
三菱ロジスティクス・インドネシアの山口義弘社長は「三菱倉庫としての日本での食品や薬品貨物の豊富な取り扱い経験とノウハウを生かし、インドネシアの経済発展とともに増加する生活産業系の需要、特に食品など温度管理の必要な貨物の扱いを視野に入れ、他社との差別化を図っていきたい」と語った。
三菱倉庫は、1993年からバンテン州タンゲランで倉庫サービスを行っている三菱ロジスティクス・インドネシアと、2014年設立の輸出入通関サービスや輸送業務を行うダイヤ・ジャヤ・フォワーディング・インドネシアの2社が物流サービスを展開している。(太田勉)