ボロブドゥール寺院でロケ ディーンさんら、アジアをつなぐ 来月、日テレで特番放送
日本テレビは6月12日午前1時25分〜同2時25分(日本時間)、俳優のディーン・フジオカさん(35)を中心に日本のアーティストたちがアジアを笑顔でつないでいく特別番組「ディーン・フジオカ&アジアの友 We are Asia」を放送する。インドネシアや香港、カンボジアを巡り、各地の子どもたちと交流。終盤では、世界遺産ボロブドゥール寺院でパフォーマンスを披露し、それぞれがアジアの国で見つけた魅力を結集させる。
番組に出演するのはディーンさんをはじめ、3ピースピアノバンド「WEAVER(ウィーバー)」、俳優の野村周平さん(22)、次世代エンターテインメント集団「白A(シロエー)」の計4組。
番組は「アジアに住む子どもたちの笑顔が見たい」という思いのもと、ディーンさんとウィーバーはインドネシアの音楽などを通じて、中国語が堪能な野村さんは香港の街をモトクロスで駆け抜けて、白Aはカンボジアの児童養護施設で子どもたちと触れ合い、それぞれが交流を深めていく。
4月26日夜にはボロブドゥール寺院遺跡の史跡公園で公開番組収録を行った。公園内に設置された特設ステージ上で、ライトアップされたボロブドゥール寺院を背景にウィーバーがインドネシアのガムラン楽団の子どもたちと演奏。白Aは野村さんらが、各国の子どもたちの笑顔を撮った写真を取り入れながら映像を映し出すプロジェクションマッピングを駆使し、ダンスや音楽を融合させたパフォーマンスを披露した。インドネシア人学生による日本語ミュージカル「en塾(エンジュク)」のメンバーも出演、進行役を務めた。
最後は出演者全員で五輪真弓さんの曲「心の友」を熱唱し、ステージを締めくくった。
会場に詰めかけたインドネシアやタイの子どもら計200人の観客を前に、ディーンさんは「世界遺産の前でこんなことをできたということに感動しました。皆さんに感謝します」と笑顔で話した。
同番組は、CSチャンネルの日テレプラスと、インドネシアやタイ、カンボジアで有料放送しているアジアのエンターテインメント専門チャンネル「GEM」(ジェム)でも視聴可能。いずれも日本テレビで放送した1話分に加え、出演者たちの各国での交流を追った4話の計5話を放送する。日テレプラスでは7月3日午前0時(日本時間)から。GEM(インドネシア)では6月19日午後7時半から毎週日曜に放送。GEMの視聴は「トランスビジョン」など有料放送への加入が必要。(山本康行)