LNGシャトル船が初荷揚げ 商船三井が国内輸送 バリ・ブノア港
商船三井(本社・東京都港区)は6日、地場パートナーと共同で、ペリンド・エネルギー・ロジスティック(PEL)社に定期貸しをしている液化天然ガス(LNG)船「トリプトラ」がこのほど、バリ州バリ島ブノア港で、積み込み先の東カリマンタン州ボンタン基地からLNGを国内シャトル輸送するプロジェクトの初の荷揚げを完了したと発表した。
船を借りているPELは、港に係留されている浮体式LNG貯蔵設備(FSU)に一度LNGを貯蔵したあと、同じ岸壁に係留されている浮体式再ガス化設備(FRU)に移送し、再びガスに戻した後、バリ島の発電所へガスを送る。
トリプトラの貸出期間は、16年4月から7年間で、ボンタン基地・ベノア港間を往復しながら、年間20万〜30万トンのLNGを輸送する。