縁日祭、盛り上げよう 南ジャカルタ区と協力
南ジャカルタ・ブロックMで来月14、15の両日に開く民間有志の草の根交流イベント「リトル東京ブロックM縁日祭」に向け、竹谷大世実行委員長ら縁日祭関係者が7日、南ジャカルタ区役所を訪れた。イルマンシャ副区長をはじめ区の関係者らと、ことしの縁日祭について話し合い、共に盛り上げることで一致した。
南ジャカルタ区のトリ・クルニアディ区長、イルマンシャ副区長は昨年8月の就任のため、まず、縁日祭の概要を昨年の映像で構成したショートムービーなどで説明。イベント当日の周辺の交通整理や会場の警備、来場者の安全確保、文化協力などについて話し合った。
ごみ処理については会期中300トン規模に上ると予想し、ごみ収集の10トントラック計30台を区清掃局が提供する。竹谷委員長は、毎年会場でごみ拾いを実施しているジャカルタお掃除クラブを紹介し、ことしの祭当日に、同クラブが「お掃除コンテスト」を実施することも報告。来場者のごみ意識向上が図れると説明した。
イルマンシャ副区長は「ごみをしっかり処理をすることはとても重要なこと。南ジャカルタはきれいな街であるということを縁日祭でアピールしてくれたらうれしい」と述べた。
縁日祭は2012年から南ジャカルタ区の公式行事として認められ、回を重ねるごとに認知度が高まり、昨年は25万人以上の来場者を記録している。
デシ・プトラ区官房長は「今回で7回目を迎えたイベント。これからは南ジャカルタという規模を超えて、ジャカルタ特別州の公式行事になるよう応援していきたい」と話す。
竹谷委員長は「今までで一番取り組みやすそう。美化活動や事故が起きないよう協力してほしい」と話している。
縁日祭実行委員会は現在、祭当日に参加するボランティアの費用を捻出するため、ネット上で支援資金を募る「クラウドファンディング」にプロジェクト登録し、協力を呼びかけている。
詳細は専用ウェブページ(https://readyfor.jp/projects/6827)で。(山本康行、写真も)