青森舞台に恋物語 日イのテレビが共同制作

 東京のローカルテレビ局、東京メトロポリタンテレビジョン(MX、東京都千代田区)は、ジャカルタのローカルテレビ局「ジャックTV」とドラマ「恋したっていいじゃない」を共同制作した。青森県を舞台に若い男女が繰り広げるラブストーリーで、26日に中央ジャカルタで制作発表した。               
 29日午後9時半に初回と第2話を連続で、来月1日から4日までは同9時半に1話ずつ(30分)の全6話をジャックTVで放送。日本の地方の温かさも表現した作品になっている。
 制作発表記者会見には、日本から東京MXの伊達寛・専務取締役らが出席。伊達氏は「今回は冬の青森が舞台。日本の素晴らしい景色と人情をインドネシアの皆さんに感じてもらい、青森に来てほしい」と話す。
 伊達氏によると、東京MXの海外展開は2度目で、インドネシアでは初めて。昨年、中国の大連テレビと業務提携し、互いの番組を交換するなど世界に目を向けている。インドネシアへの初進出については「成長が著しい国である」ことが決め手になったという。ジャックTVも日本のテレビ局とタッグを組むのは初。
 今回のドラマは一人のインドネシア人女性、ヒロイン・シェリルの失恋から始まる。幼いころ、インドネシアのインターナショナルスクールに通っていたシェリルは、同級生の日本人、ケントに初恋をした。それから20年の月日が流れ、お互い離れ離れに。ある日、シェリルが失恋をした時、ふと日本を訪れようと思いつく。初恋のケントと連絡を取り再会の約束をし日本へ。県内の魚市場や弘前城などで撮影し、りんごや大間のマグロ、津軽三味線、ねぷた祭りの山車なども登場する。
 シェリル役はインドネシアの女優のシェリル・マレラさん、ケント役は日本の俳優の細川洪さんが演じる。脚本は「笑っていいとも!」などのテレビ番組を手がけた構成作家の天野慎也さんが担当。
 同ドラマの田中茂樹プロデューサーは「『あの場所を訪れ、あのシーンを体験したい』と視聴者が思ってくれれば」と話している。(山本康行、写真も)

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