「前向きに生きてね」 小林綾子さん、施設を訪問
ジャカルタを訪問中の女優、小林綾子さん(43)が19日、西ジャカルタ区クボンジュルックにある児童養護施設「ポンドック・プサントレン・アッシディキヤ」を訪問した。小林さんは子どもたちに「前向きに生きてね」と温かい言葉を贈った。
NHK連続テレビ小説「おしん」のヒロインを演じた小林さんは施設の講堂に着物姿で登場、集まった約100人の子どもから歓迎を受けた。同校は全校で900人が学んでいる。
小林さんは「おしんは貧しい家庭に生まれて、大変な人生を過ごしたけれど、一生懸命に働いて最後はスーパーマーケットを持つまでの女性になりました。みなさんも先生の言うことをよく聞いてがんばって。前向きに生きてくださいね」と子どもたちに語りかけた。
また、この日7歳の誕生日を迎えたルトフィくんを囲み、小林さんは子どもたちとインドネシア語でバースデーソングを歌って祝った。
小林さんは交流後「子どもたちが素直で、心が洗われるような気持ちになりました。何か力になれるようなことがあれば、今後も協力していきたいです」と話した。
小林さんは施設訪問に先立ち、民間テレビ局RCTIのバラエティー番組「ダフシャット」にゲスト出演した。20日は午後2時と同5時から南ジャカルタ区のモール「コタ・カサブランカ」で開かれるイベントで、「おしん」を再放送する日本番組専門チャンネル「ワクワクジャパン」の視聴者たちと触れ合う予定だ。(山本康行、写真も)