日イの距離近づいた 第2回 スラバヤ日本祭り 3000人がイベント交流

 東ジャワ州スラバヤ市のショッピングモール「スラバヤ・タウン・スクエア」で7日、日イ文化交流を図る「スラバヤ日本祭り」(元日本留学生協会=プルサダ=東ジャワ支部主催、スラバヤ総領事館とCLAS:H共催)が開かれた。初開催の昨年に続き2回目となることしのテーマは「皆、一緒に歩こう!」。約3千人が来場し、インドネシアの若者を中心に、にぎわった。 

 実行委員会には、日系企業に勤める会社員や日本語学科に所属する大学生だけでなく、日本に興味のある約100人が協力。プルサダ東ジャワ支部のシェルマン・サリム支部長は「スラバヤは高知市、東ジャワ州は大阪府と姉妹都市を結ぶなど関係は良好。日本とスラバヤの文化を互いに発信できるよう、毎年この祭りを開きたい」と意気込む。
 会場では18のブースが出展。来場者は書道や生け花などの日本文化や、餅つきやたこ焼きなどの日本食を体験した。ステージでは日イの伝統文化やポップカルチャーを中心としたパフォーマンスが披露され、コスプレやカラオケ大会、マグロの解体、バティックと浴衣を融合させたファッションショー、よさこい踊りなどが会場を盛り上げた。
 昨年も訪れたスヘルニさん(33)は、ことしも友人と一緒に足を運んだ。「日本文化はとても魅力的。特に最近のインドネシアの若者は、バティックや踊りなどインドネシアの伝統文化より、アニメや漫画など日本のポップカルチャーが好き。でも日本人にももっと、インドネシアの文化や伝統を知ってほしい。日イ両方の紹介を同じくらいの量で紹介できるようになれば一番良いと思う」と話した。
 アルベルトさん(27)は父と妹の家族3人で足を運んだ。「日本のアイドルが好きで、友達からこのイベントを教えてもらって来た。インドネシアで生活していると、車や銀行などを通じて日系企業を身近に感じる。今日は楽しみながら文化交流ができ、日イの距離ももっと近づいたと思う」と笑顔を見せた。(毛利春香、写真も)

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