連休の余韻に浸る 役所仕事始めも欠勤者多数 都市の活気は徐々に戻る

 レバラン(断食明け大祭)前後の休暇も終盤を迎え、一部企業の従業員や政治家が仕事を再開し、ジャカルタなど都市部では日常の生活が戻りつつある。23日が仕事始めの役所も多かったが、去り行く連休を名残惜しむように、職員の出勤率は低迷。トップ直々の抜き打ち検査で無断欠勤者を「摘発」する一幕もあった。
 ジャカルタ特別州ではこの日、3万7224人の職員が出勤する一方、1278人もの欠勤者が出た。欠勤者の内訳は、病気が165人、許可休暇が938人、無断欠勤が10人、出勤免除が165人だったという。
 同州のファウジ・ボウォ知事が州庁舎内外の3つの事務所を訪問して調べた結果、10人の無断欠勤が発覚した。業を煮やした知事は「無断欠席した職員には制裁を与える」と警告。該当者に対しては、昇進や昇級の凍結などを検討している。
 また、西ジャワ州のアフマッド・ヘリヤワン知事も同日、西ジャワ州庁舎で抜き打ち検査を敢行。出勤率は95%だった。
 首都中心部のオフィス街ではビジネスマンの姿が見られ始め、オフィスビル内の飲食店や小売店なども徐々に営業を再開している。国会議員も同日、仕事始めを迎えた。16日のユドヨノ大統領による2013年国家予算案の提出や国家演説を受け、審議に向けた準備を開始。29日からの本会議に備える。
 都心部はまだ交通量の少ない状態が続いているが、警視庁は同日、渋滞緩和策として、乗員2人以下の車両の通行を規制する「3イン1」を6日ぶりに再開。スディルマン、タムリン両通りなどで午前7時―同10時と午後4時半―同7時の間にわたり、違反者を取り締まった。連休中は帰省などで交通量が減少するため、17日から一時規制を解除していた。

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