「ごみ分別」生徒に刺激 ジャカルタお掃除クラブ講演
ジャカルタお掃除クラブ(JOC、芦田つよし代表)は29日、バンテン州タンゲラン県ビンタロのインターナショナルスクール「グローバル・ジャヤ校」を訪れ、同校の日本文化クラブと環境活動に取り組むグリーン・コミュニティーの部員らに向け講演会を開いた。JOCの日々の地道な活動紹介が、生徒らに清掃への意識向上につながる刺激となった。
イオンの現地法人イオン・インドネシアが社会貢献(CSR)の一環として今後1年間、JOCの活動を支援する。今回の訪問では同社がバッジ100個と横断幕を寄贈したことが紹介された。JOCも今後、学校のほか、さまざまな組織での講演に力を入れていく予定だ。
同日はJOCのマワルディーさんが、日本文化クラブとグリーン・コミュニティーの部員計30人の前で講演。ごみのポイ捨て禁止や分別を呼びかけ、清掃への意識が徐々に根付いている国内の活動を紹介した。
続いて昨年9〜10月に行った日本視察の様子をビデオ上映。訪日メンバーが街角でごみ拾いをしたり学校訪問をした活動が紹介され、生徒らは感心した様子で熱心に見入った。
ビデオを見て、グローバル・ジャヤ校の広岡純さん(16)は「自分はもともときれい好きでよく掃除をしていたが、これを機に掃除の文化をインドネシアに広げたい」と語った。馬越海人さん(13)は「昔は掃除が苦手だったが、母から掃除をしないと整理できる人間になれないと言われ掃除をするようになった。今後は、いくつかのごみ箱にラベルを貼って分別できるように行動したい」とJOCの活動に共感していた。(上岡尚樹、写真も)