リキッドインキ工場建設 DIC 生産能力倍増へ

 印刷用インキメーカーのDICは24日、現地法人のDICグラフィクスが東ジャワ州スラバヤ市南西にあるンゴロ工業団地内に、食品・飲料のパッケージ印刷に使用するリキッドインキのブレンド工場を新設すると発表した。新工場への投資額は設備増強を含め約6億円で、来年5月の稼動を予定している。
 新工場の建設に伴いスラバヤ近郊にある既存の工場と設備を移転し、生産能力は現在の約2倍になる見通し。建物の延床面積も約3倍になる。
 DICは、原料からインキを生産する主力工場のジャカルタ工場を持つほか、ベースインキをブレンドし最終製品に仕上げるスラバヤ工場を持つ。
 今回、インドネシア国内でのシェア拡大による販売数量の増加による生産能力・保管スペース不足に対応するため、新工場建設を決めた。
 インドネシアでは、生活水準の向上に伴い包装需要が増加、使用するパッケージ用リキッドインキの需要も2015年の約8万トンから24年には12万トンに拡大すると見込まれている。
 DICが中期経営計画で出版用からパッケージ用インキへのシフトとアジア地域での生産体制強化を掲げ、パッケージ用リキッドインキについては、現在25%程度の世界シェアを20年までに30%に拡大することを目指している。(西川幸男)

経済 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly