JKT48「児童に夢を」 首都圏小学校巡り グループ初の試み 19日まで5000人と触れ合い
アイドルグループのJKT48のメンバーは15日、中央ジャカルタ・メンテンにある小学校2校を訪問し、子どもたちとの交流イベント「JKT48 GOES to SCHOOL」を開いた。メンバーからの「子どもたちに、自分の目でアイドルを見て夢を持ってもらいたい」という声が実った企画。計5千人の児童たちと触れ合うグループ初の試みだ。
同イベントは、今月1日に西ジャワ州ブカシの小学校を訪問したのを皮切りに、19日までジャカルタ特別州内にある計10の小学校を訪れる。玩具ゲームのバンダイとインドネシアの食品製造チモリーグループが協賛する。
15日には、メンバーのジェニファー・ハンナさんとシャニ・インディラ・ナティオさんがグループのコスチューム姿で、中央ジャカルタのスロパティ公園周辺にある国立第2メンテン小学校と同第1メンテン小学校を訪れた。
2人は、子どもたちに「アイドルになりたい?」と問いかけ。カードとゲーム機と組み合わせて楽しむトレーディングカードアーケードゲームで、バンダイが展開する「アイカツ!」の映像を見せ、主人公の星宮いちごがアイドル養成校に入りアイドルへの階段を上っていく物語を紹介した。アニメ番組の「アイカツ!」はインドネシア国内でも放映されており、子どもたちになじみのあるキャラクターを通じて、アイドルとはなにかを説明した。
校庭ではダンスでのポーズの取り方を教え、ヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」を全員で踊ったりした。最後は学習ノートやヨーグルトドリンク、ゲームカードを子どもたち一人一人に手渡して贈った。
第2メンテン小学校4年生担任のプトゥリ先生は「児童のほとんどが初めてアイドルと会った。子どもたちは笑顔であふれていた」とよろこんでいた。(山本康行、写真も)