「日本映画祭」がイ初開催 アニメ含め30本 26日から
日本の文化庁は26日〜12月1日、中央ジャカルタの「グランド・インドネシア」ウエストモール8階の映画館「CGVブリッツ・グランド・インドネシア」で日本映画祭「新作満喫! 日本映画とアニメーション2015」を開催する。
映画祭は同庁の「アジアにおける日本映画特集上映事業」として04年から毎年アジア各国で展開されており、インドネシアは初めて。
会期中、日本映画・アニメーションの長編11、短編19の計30作品をインドネシア語字幕で上映。作品はすべてインドネシア初公開となる。日本文化への理解や親しみを深め、若手を中心とした人材交流・育成を目指す。
19日に同映画館で開かれた記者会見で、共催するジャパン・イメージ・カウンシル(JAPIC)の門脇健路事務局次長は、日本アカデミー賞作品賞受賞の「蜩(ひぐらし)ノ記」や「舟を編む」を同映画祭を特徴付ける作品と話した。「蜩ノ記」は開幕上映作品となる。26日は小泉堯史(たかし)監督が来イし、舞台あいさつする。アニメーション作品はスタジオジブリの「かぐや姫の物語」などを上映する。29日には日イのアニメーション作家による公開意見交換会も開く。
CGVブリッツの広報責任者、ディアン・スナルディさんは「アニメを中心に日本映画の人気は根強い。商業的にも可能性がある」と評価する。
チケットは1作品2万ルピア。ブリッツのホームページ(www.cgvblitz.com)で先行販売し、当日は窓口で買える。短編アニメは無料。詳細は、在イ日本大使館のフェイスブック(www.facebook.com/embassyofjapan.id)で。
このほかの上映映画は「クロユリ団地」「小さいおうち」「愛を積むひと」「きみはいい子」、アニメは「ジョバンニの島」「たまこラブストーリー」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」。(山本康行、写真も)