日本は5人がメダル イで初開催の世界武術選手権

 第13回世界武術選手権大会が14〜18日、中央ジャカルタのスナヤン屋内競技場で行われ、日本は32種目中6種目で銀メダル四つ、銅メダル二つを獲得した。大会は2年に1度開かれ、インドネシアでの開催は初めて。

 日本からの8人を含め85カ国・地域から選手904人が参加。開会式では武術家でアクションスターのジェット・リーがあいさつし、会場を沸かせた。インドネシアは七つの金メダルを獲得し国別で2位。1位は金14個の中国だった。
 クアラルンプールで行われた前回大会、剣術で優勝した大川智矢選手(22)は今回、槍術で銅メダルを獲得した。「(前回同様)リラックスして試合に臨めたが、それだけではだめだということをガツンと知らしめさせられた。次回は必ず金を獲ります」と話した。市来崎(いちきざき)大祐選手(28)は長拳で、妻の直子選手(29)は太極剣で、夫婦そろって銀メダルを獲得した。本多彩夏選手(20)は槍術で銅メダル、荒谷友碩選手(21)は太極拳と太極剣でいずれも銀メダルを獲得した。
 日本代表チームの監督を務めた孫建明(そん・けんめい)東京武術太極拳クラブ理事長は「今回のジャッジにはやや不満も残るが、インドネシアのレベルが上がっているのは確か。18年のアジア大会もジャカルタで開かれるが、メダルが少なく競争が激しくなる。合同練習や強化合宿を行い、さらに日本のレベルを上げていきたい」と語った。
 棒術で金メダルのインドネシア代表、ジュウィタ・ニザ・ワシ選手(19)は「各国のレベルが上がっている中で優勝できてうれしい」と話した。また、インドネシア武術協会のスパンディ・クスマ会長は「前回大会は金1個だったので、今回は2個が目標だったが七つ! うれしい誤算だ」と地元選手の活躍を喜んでいた。(市田博嗣、アリョ・テジョ、写真も)

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