お気に入りの1着 杉本沙弥 記者
タムリンシティ地下1階にある「アンガ・アート」は、色とりどりの生地を扱う仕立て屋だ。赤、青、オレンジなど他ではなかなか見られない鮮やかな生地が並んでいる。
スカート、ワンピース、シャツなど普段着る服から、ジルバブやソンケット(縫い取り織り)を用いたジュパラの伝統的な衣服まで受注する。
価格は1着25万〜40万ルピア。お客さんの要望に応えるため生地を選び、身長や腕の長さ、ウエストに合わせた服を作る。受注から工場での完成まで約1カ月間かかる。
積み上げられた生地には紫や青色のゾウ柄が並んでいる。4カ月前から接客をしているナダ・ユニタさん(18)は「人気商品は、ゾウの柄がプリントされている生地よ」。自分で生地を選べるので、お気に入りの1着が作れるお店だ。