初めての日イ交流フェア 高校・大学生200人にぎわい
西ジャワ州バンドンのマラナタ大学文学部日本学科は10日、初めてとなる日本インドネシア文化交流イベントを同大のキャンパスで開催した。「ジャパン・インドネシア・エクスチェンジ・フェア」と題して、書道や漢字の書き方実演、弁論大会などを実施した。州内の高校・大学から約200人が参加し、にぎわいをみせた。
弁論大会の大学生の部では、マラナタ大のゲビさんが優勝に輝いた。「音楽でやさしさを世界に伝える」の題でスピーチし、ポップスなどの商業音楽が普及する中で、インドネシアに受け継がれている伝統的な音楽を次世代へ継承していく大切さを訴えた。
高校生の部では、国立バンドン第5高校のクリスさんが「インドネシアと日本の交流」の題で発表し、優勝した。
セミナーではバンドンでゲームコンテンツ配信事業を展開するバザール・エンタテイメントの大和田健人さんが登壇した。合気道やコスプレのパフォーマンスも好評だった。
同学科日本語講師の釜我昌武さんは「今後も継続的に開催し、西ジャワ州の日本語学習者が集まる場所にしていきたい」と意気込みを語った。マラナタ大日本語学科は1992年開設。教員数は11人で、学生数は約110人。(小塩航大)