文化の祭り 「秋」だから日イ交流
西ジャワ州カラワンのコタ・ブキット・インダ(KBI)工業団地は5〜7日、同工業団地内のインド大成工業団地事務所前広場で「文化の祭り」を開いた。工業団地の従業員や近隣住民が参加する地域密着型の祭りで、日本とインドネシアの参加者約300人が親睦を深めた。
祭りは、同工業団地に入居する日系企業と現地企業が共同で、両国の文化交流を目的に2009年から開催。7回目となることしは、昨年の祭りで書道をテーマにした日本映画を上映し好評だったことから、国際交流基金の日本語パートナーズを講師に迎え、初めて書道の体験コーナーを設置。参加した工業団地内の日系企業で研修中の大学生アリスタさん(17)は「初めて挑戦したが難しかった」と話しつつ、自分の名前を書いた半紙を手に笑顔になった。
特設ステージではインドネシアの伝統舞踊や歌の披露、日本人のバンド演奏などで終始にぎわった。
フィナーレは同工業団地の従業員12人が参加したミスコンテスト。最終審査ではごみ問題について流ちょうな日本語で答弁した、日野モータース・マニュファクチャリング・インドネシアのヨランダ・フィルギオラ・パウラ・プラディナさん(23)が優勝した。
実行委員長を務めたインドタイセイ・インダ・ディベロップメントの菱井邦彦社長は「地元の人との交流を深めていきたい」と今後の意気込みを語った。(木村綾、写真も)