文化・運動…触れ合い体験 JJC個人部会フェス 親子1800人参加

 ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)は7日、バンテン州南タンゲランのジャカルタ日本人学校(JJS)で「JJC個人部会フェスティバル」を開き、JJSに通う子どもとその両親ら約1800人が来場した。文化、スポーツ系など16のクラブが体験練習や親子でできるミニゲームなどを催し、熱中して説明する大人とそれに聞き入る子どもたちが触れ合った。
 午前10時。チャイムの代わりにバリの伝統音楽ガムランの音が響き渡った。バリガムラン部は鉄琴のような打楽器「ガンサ」で、「ギラッ」という形式の曲を演奏し、体験練習を催した。
 正午前に降り始めた雨で、スポーツ系クラブが体育館に会場を移動したが、大きな混乱はなかった。
 剣道部は竹刀を振り下ろす体験会を企画した。指導を受けた子どもたちは部員が広げた新聞紙を一刀両断。小学4年生の三宅琳子さん(10)は参加後「竹刀を振るのは楽しかったけど、打たれるのは痛そう」と話した。女子ゴルフ部は親子で参加できるパターゴルフを開催。図書部は古本や古雑誌を販売した。
 毎年参加しているインドネシア昆虫センターの吉川将彦さんは初めての公開講座に臨み、昆虫採集を仕事にするまでの苦労話を披露。カブトムシを長生きさせるコツはとの質問を受けると「普段は山にいるので寒いくらいの温度に保つこと。止まり木にいる時に角を引っ張り足の運動させることも大事」と答えた。
 午後2時半からは空手道部と剣道部、柔道部が、中学部体育館で試合形式の活動紹介や型を披露。ステージ上ではバリダンス部とバリガムラン部が合同で舞踊を次々と発表し、会場を沸かせた。
 子どもがジュニアサッカー部に所属する釘宮リアさん(40)は「友人から聞いて個人部会に入った。フェスティバルはバリダンスなどインドネシア文化に触れる良い機会にもなっている」と語った。
 中山弘揮JJC個人部会長は終了後、「盛り上がって楽しいフェスティバルになった」と振り返った。
 JJC個人部会フェスティバルは2006年から開催されており、今年で10回目。個人部会にはスポーツ系と文化系、ボランティアを含め20のクラブが所属している。(中島昭浩)

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