首都で強風と大雨 倒木、看板落下 電線で1人感電死
五日午後二時以降、約一時間半にわたり、強風と大雨がジャカルタ市街地を中心に続き、倒木や看板が落下するなどの被害が発生した。
西ジャカルタのクボン・ジュルックにあるエサ・ウングル大学前の南アルユナ通りでは、二十代の男性が乗っていた車が強風で倒れてきた看板の下敷きになり、車から出ようとした男性が看板などに絡まっていた電線に触れ、感電死した。
中央ジャカルタのタナアバン通りでは、倒木により乗用車二台が潰された後、倒木で道路がふさがれ渋滞が発生した。中央ジャカルタのタムリン・シティでは、窓ガラスが割れる被害があった。
中央ジャカルタの大統領宮殿では、ユドヨノ大統領が二〇一〇年に植えたアメフリノキの幹が強風で折れるなどの被害があった。
国鉄ガンビル駅付近でも大木が倒れるなど各地で倒木被害が発生。スディルマン通りやガトットスブロト通りなどで渋滞が悪化した。パサール・ミング駅―パサール・ミング・バル駅間の線路が倒木でふさがり、撤去作業のため列車が遅延した。