漫画講演や手工芸 JJMジャパンウィーク開始
ジャカルタ日本祭り(JJM)の一環で日本文化を紹介する「ジャパンウィーク」の各種イベントが7日、始まった。中央ジャカルタにあるプラザ・スナヤンのアトリウム広場ではインドネシア人漫画家の講演、手工芸教室などが開かれ、にぎわいを見せた。 午前11時からは、2月に発表された日本の国際漫画賞(外務省主催)で入賞したムクリス・ヌルさん(25)がトークショーに登場した。
ヌルさんは、ウェブで漫画を公開していたが、出版を目指し週に1ページのペースを15ページに増やした苦労話を披露。「今後は漫画で自国の文化を日本へ紹介していきたい」と抱負を語った。
午後3時からは国際交流基金が主催の木目込みワークショップが開かれ、事前登録した20人が参加した。
本来の木ではなく、ウッドチップ製の軽い木型を講師のウィジャヤントさん(42)が制作。数種の布と模様の型紙、ボンド、ようじ、目のシールが入った参加者用の作成キットと一緒に配った。
彫って描いた木型の溝に沿って布を貼り付ける作業に、参加者は黙々と打ち込んでいた。
ウィジャヤントさんは「木目込みは布なども余り物を使う。環境への感謝や尊敬の気持ちを教わった。守ることも学べる」とその魅力を語った。
ジャパンウィークは同会場などで12日まで開催される。(中島昭浩、写真も)