ブルジェックが参入 二輪配車ビジネス 女子大生も登録

 ゴジェック、グラブバイクなどスマートフォンアプリを利用した二輪配車サービスが首都圏で流行のビジネスとなっているなか、南ジャカルタ区ガンダリアに本社を置く「ブルジェック」が新たに参入する。登録者は現役オジェックから大学生や主婦までさまざま。3社による三つ巴の顧客獲得競争が展開されそうだ。
 ブルジェックのマーケティング宣伝部のアルリンガ・プトラント氏によると、利用者が慢性化するジャカルタの交通渋滞を回避できることや、ジャカルタ特別州内の失業者を減らすことを目的とし、ことし2月から構想を練ってきた。 
 サービスは、ゴジェックなどと同様、スマートフォンアプリを通じて展開される。ブルジェックのドライバーたちが毎日、乗客5人以上を案内した場合には1カ月400万〜600万ルピアの収入を得ることが可能という。また、登録ドライバーは社会保障機関(BPJS)の医療保険に加入する。
 8月初旬の時点で、ブルジェックへのドライバー登録数が3千人を超え、20日で1次募集を締め切った。9月半ばにも再度登録者を募る予定だ。営業開始日は明かされていない。
 現役で働くオジェック(バイクタクシー)運転手のみならず、大学生や主婦たちの間でも、収入を得るためにブルジェックに登録希望をする声が続出している。
 バンテン州パムラン大学に通う女子大学生のウラン・フィトアニさん(24)もその一人。ウランさんによると、夜間の講義に通っているため日中はブルジェックドライバーとして働くことができる。「働いて得た収入は、学費を払うため。お金で親には迷惑をかけたくないから」とウランさん。「ゴジェックやグラブバイクだけでなくブルジェックができたことで、選択肢が増えた」とも語った。
 主婦のユニ・ラフマダニさん(36)も「夫の収入の足しにできればと思う。子ども2人が中学に通っているため、登録してお金を稼ぎたい」と希望理由を話した。(山本康行)

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