7組がJJMに出演 短編ミュージカル予選 「クールジャパン」テーマに
ミュージカルでジャカルタ日本祭り(JJM)の舞台を目指せ――中央ジャカルタの在イ日本大使館で23日、JJMの演劇コンテスト出場をかけた短編ミュージカル大会が開かれた。
在イ日本大使館と、インドネシア学生による日本語ミュージカル劇団「en塾(エンジュク)」が共催した。
中部ジャワ州ソロ、西ジャワ州ボゴール、ジャカルタ特別州などインドネシア各地の高校生や大学生のグループ約30組が応募し、ビデオ審査を通過した12組が演技を披露し、7組がJJM出演に駒を進めた。
テーマは「クールジャパン」。1グループ3〜10人で日本語を劇中に取り入れ、音楽やシナリオはすべて手作り。パフォーマンスの制限時間は5〜10分という条件で挑戦した。
インドネシア大学(UI)の学生たちで結成された「テアトル・ニヤ・ニヤ」は日本へ観光に向かった女子2人が、桜や剣道などに出会う物語を作った。決勝進出が決まり、メンバーのムハンマド・ナバアン・ザッカラタマさん(21)は胸をなで下ろす。「短い制限時間で物語を展開するのは難しかったが、クールジャパンは紹介できた」と語った。
決勝は来月12日、JJM(6〜13日)の一環の「ジャパンウィーク」で開かれる。プラザスナヤンのアトリウムで7組が熱演する。優秀者に日本行きの航空券が贈られる。(山本康行、写真も)