バジャイに配車アプリ ゴジェックに追い付け

 陸上運輸組合(オルガンダ)・ジャカルタ支部は19日、青バジャイ(三輪タクシー)に配車サービスアプリ「Bajaj App Partner」を導入することを明らかにした。二輪の配車サービス「ゴジェック」などがアプリを利用し、オンラインで予約できるサービスを展開しているなか、顧客サービスの向上を図る。

 同支部のシャフルハン・シヌンガン支部長によると、ジャカルタ特別州内の天然ガスを使用する青バジャイに限定して導入する予定。バジャイ専用アプリは当面、アンドロイド端末向けのみ。シャフルハン支部長は「専用アプリでサービス向上と乗客増加を狙う。(天然ガスを使う)青バジャイに導入することで環境に優しいこともアピールできる」と話している。ジャカルタ特別州内に約7千人いるバジャイ運転手の参加を目標としている。
 オルガンダ本部のアンドリアント・ジョコストノ本部長は「ジャカルタ特別州内の交通機関にとって、非常に大きな一歩」と評価。ジャカルタ特別州のアホック知事も新サービスを支持している。
 アプリ導入で、乗客を迎えに行けるほか、スペースを生かして大型の荷物の宅配も可能になる。オルガンダがアプリ登録者の目的地や1キロ当たりの運賃などのデータを一元管理し、バジャイ運転手に送信。受信した近くの運転手が依頼者の場所に向かうシステム。専用アプリは来週にも、公式発表される。
 発表前の21日に、一部のバジャイ運転手の手元には早くも専用アプリがインストールされたスマートフォンが配られた。東ジャカルタ区のバジャイ運転手、アスマナさん(50)もその一人。「客の情報がすぐに手に入る。早朝に起きて客を探す必要がなくなる」と期待する。また、ゴジェックと比較して「屋根付きのバジャイなら、雨の日でも客が快適に乗車できる」との利点も挙げた。東ジャカルタでは21日までに、約20人の運転手が登録しているという。(山本康行、写真も)

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