鳴子響かせ踊る800人 第13回スラバヤよさこい祭り
東ジャワ州スラバヤ市にあるスラバヤ市多目的ホール「バライ・プムダ」で2日、第13回スラバヤよさこい祭り(在スラバヤ日本国総領事館、スラバヤ市、高知市共催)が開かれた。インドネシア人の踊り子たちが鳴子を持ち、音楽に合わせて衣装や振り付けを工夫したよさこい踊りを披露した。
今年はスラバヤ市が主催しているインドネシアと世界の文化を紹介し交流を深めるイベント「クロスカルチャーフェスティバル」のオープニングとして開催。東ジャワ州にある高校や大学で日本語学科に所属する学生、ダンススタジオの生徒、日系企業(自動車用ワイヤーハーネス大手の矢崎総業現地法人)の社員など32チーム、踊り子約800人が参加。2千人を超える来場者を前に鳴子の音を響かせた。
開会式ではスラバヤ市のウィウィック観光局長が「スラバヤ市民と日本人がともに楽しめるイベントになるよう祈っている」とあいさつした。加藤義治総領事は「今年もスラバヤよさこい祭りを開くことができてうれしい。よさこい踊りはスラバヤ市民に浸透し、定着してきた。日本のよさこい祭りに負けないくらい盛り上げ、スラバヤの魅力として発展させてほしい」と話した。
総合優勝はジャワ舞踊の衣装で統一感のある踊りを披露したダンススタジオ「チャンディック・アユB」が手にした。スラバヤ市のシンボルであるサメとワニにふんして踊った「ムハマディヤ第11小学校」は子どもの部の衣装賞に輝いた。ヒップホップ風のよさこいを披露した1945年8月17日大学のチーム「Aozora」が審査員特別賞を受賞した。
このよさこい祭りはスラバヤ市と高知市が姉妹都市関係を盛り上げるために2003年から始まり、毎年開いている。
(毛利春香)