本気の努力が宝物 緑組が僅差で優勝 JJS第46回体育祭

 ジャカルタ日本人学校(JJS、齋藤稔校長)は13日、毎年6月恒例の第46回体育祭を開催した。小・中学校部の児童・生徒約1200人が赤組と青組、黄組、緑組、白組の5組に分かれ徒競走などでの得点を競った。強い日差しをものともせず、力の入った競技を繰り広げた。どの組が勝ってもおかしくない混戦状態のなか、最後のリレー競技で勝利した緑組が僅差で白組を振り切り優勝を果たした。 

 今年のスローガンは「本気なき者に優勝なし 〜本気の種に勝利咲く〜」。齋藤校長は午前7時55分から始まった開会式で「本気じゃないと優勝できない」と生徒たちを鼓舞し、同8時25分に体育祭の火ぶたが切られた。児童・生徒は各学年ごとの徒競走やリレーを中心に、玉入れや玉転がし、綱引きなどで順位に応じて得点を積み上げゆく。
 撮影場所を巡る父兄のトラブルを避けるため、今年は保護者席テントの前に撮影専用の立ち見席を作り、写真や動画撮影できるスペースを確保した。種目や組が変わるごとに実況席からは保護者に入れ替わるよう促す案内もあり、大きな混乱はなかった。
 体育祭の注目競技の一つ、組み体操は小学部5、6年生と中学部男子が展開。小学部は三人扇や飛行機に続き、大技の五段タワーを披露した。中学部は「堅忍不抜」とプリントされたTシャツを着て登場し、難易度が高い迫力のある技を次々と成功させた。
 最後に行われた中学部の色別選抜リレーでは各組とも応援に熱が入った。抜きつ抜かれつの展開をじっと見つめる姿も。接戦を制した緑組が1位を獲得した。
 閉会式で総合得点が発表され、緑組が白組と9点差で総合優勝を勝ち取った。リレー種目でも他を圧倒し、韋駄天大賞を受賞し2冠を達成。応援大賞は青組が獲得した。看板大賞には赤組が輝いた。総合順位は2位白組、3位黄組、4位赤組、5位青組だった。
 緑組応援団長の山本凱斗さん(15)は「最高に気持ちいいです」と総合優勝の感想を述べ、体育祭という目標に向かって一致団結できたと振り返った。

 齋藤校長は順位や結果ではなく、努力することに価値を見出した児童・生徒を誇りに思うと話し「本気で努力を重ねてきたことが素晴らしい体育祭につながった」と述べた。(中島昭浩、写真も)

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