素朴な音楽の世界へ ピタゴラスイッチ聞けた! 栗コーダーカルテット
栗コーダーカルテットの3人とリコーダー奏者の吉澤実さん、歌手の知久寿焼(ちく・としあき)さんは23日、中央ジャカルタ・メンテンのドイツ文化センター「ゲーテ・インスティトゥート」でコンサートを開いた。
子ども連れの邦人家族を中心に約400人が集まった。NHK・Eテレ「ピタゴラスイッチ」のテーマ曲など約20曲を披露。リコーダーや鍵盤吹奏笛の「アンデス」、サックス、打楽器などに知久さんのギターや歌を合わせて演奏した。会場からは自然と手拍子や笑いが起き、和やかで明るいコンサートとなった。
栗コーダーカルテットはゲストに吉澤さんと知久さんを迎え、「栗コーダー&フレンズ アジア6カ国ミュージック&アート共同制作プロジェクト」で来イ。3年かけ、ラオスやタイ、ベトナム、ミャンマーなどアジア各地を回り、コンサートを開いたり現地の音楽家らと交流したりする。
川口さんはライブで「インドネシアでは初めてのコンサートですが、こんなに多くの人が来てくださって本当にうれしい。来年も再来年もまた来ます」と観客に呼びかけた。関島さんは「観客の反応がとてもストレート。演奏していてとても楽しかった」と振り返った。
5人は演奏後に観客と触れ合い、サインや写真撮影に応じた。夫と子ども2人の家族で足を運んだ渡辺周子さんは「バンコクで栗コーダーカルテットさんのコンサートを見たことがあり、もう一度見たくて来た。子どもも大人も楽しめてとても良かった」と話し、サインをもらった長男の天晴くん(6)は「『おとうさんスイッチの作り方の歌』が一番よかった。楽しかった」と笑顔で話した。(毛利春香、写真も)