笑顔あふれた2日間 リトル東京ブロックMで縁日祭
まさにテーマ「Always Smile(いつも笑顔で)」通り、縁日祭は笑顔があふれる2日間になった。
メインステージで観客を大笑いさせていたのは「3ガガヘッズ」の3人。言葉のいらないインターナショナルな「全身タイツ芸」は昨年に続いての公演だったが、ステージ前は身動きできないほど。ポップカルチャーステージでは、日本のアイドルたちがパフォーマンス。日本好きな若者をはじめとする観客がステージに歓声を送った。
路上では、今年初登場の花魁(おいらん)道中と獅子舞に見物客が群がり、恒例のジャカルタ神輿(みこし)連による山車(だし)の練り歩きや阿波踊りチーム「キラキラたぬき連」、よさこいコンテストのパフォーマンスに興奮する来場者が埋め尽くした。
家族4人で縁日祭にやってきたジャカルタ在住4年目の松浦奈美さんは「昨年、初めて縁日祭に行ったら、とても楽しかったので今年も来た。コスプレをしている人をよく見かけるので、日本を身近に感じているインドネシアの人も多いのかなと思う。縁日祭は家族で楽しめるところが良い」と話した。長男の尚太くん(7)は昨年に引き続き大阪の会のブース「射的」に挑戦。「とても楽しい。射的が一番おもしろかった。次はかき氷を食べたい」と祭りを満喫していた。
友人と一緒にバスケットボールのアニメ「黒子のバスケ」のキャラクター「緑間真太郎」のコスプレ姿で写真を撮っていたサミュエルさん(18)は、初めて縁日祭に来た。
「日本のアニメは以前から大好きだったが、今日は神輿などまだ知らなかったおもしろい日本文化にたくさん触れることができた。とても良い機会だった」と笑顔を見せた。(毛利春香)