ビザ免除 5〜6月実施 大統領、二階氏に説明

 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)議員連盟の二階俊博会長(自民党総務会長)ら衆参両院の国会議員7人は4日、中央ジャカルタの大統領宮殿(イスタナ)でジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領と会談した。ジョコウィ大統領は日本も対象となる観光ビザ免除の実施時期について「5〜6月」と説明した。


 ジョコウィ大統領は観光ビザ免除について現在、実施に向け手続きを進めているところだと説明し、時期について「5〜6月」と明言した。二階氏は説明に理解を示し、ビザ免除が実現すれば、日イ協会の福田康夫会長を団長とするミッションを派遣して交流拡大を祝う考えを示した。
 また二階氏は地震や津波で甚大な被害を受けた経験を持つ両国で日本の「津波防災の日(11月5日)」を世界に発信すべく、国連での共同提案に協力を求め、ジョコウィ大統領の賛意を得た。津波防災の日を国連の記念日とすることで世界の防災意識向上を図る計画は、3月に宮城県仙台市で開催された第3回国連防災世界会議で提起されている。
 二階氏がアイドルグループJKT48を引き合いに、青少年の交流促進の必要を語ると、ジョコウィ大統領も賛同。大統領は自身も同グループの公演を過去に2回を楽しんだことがあると明かした。
 同議連は、日本が中心となり設立した国際研究機関ERIAへの支援や情報交換を主な目的とした超党派の議連。大統領と会談したのは二階氏のほか、林幹雄衆院議員、赤羽一嘉衆院議員、田中和徳衆院議員、山口壯衆院議員、伊藤忠彦衆院議員、藤末健三参院議員の7人。大型連休を利用して3〜4日の日程で来イした。
 ジョコウィ大統領との会談に先立ち、二階氏らはユスフ・カラ副大統領やソフヤン・ジャリル経済調整相とも会談したほか、中央ジャカルタのERIA事務所を視察し、入居ビルの敷地にプルメリアの木を植樹した。(田村隼哉、写真も)

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