認知度高まり8万人超 さくら祭りは4回目
日本とインドネシアの交流を深めるさくら祭り(インドネシア日本同好会主催)が25と26の両日、西ジャワ州ブカシ県チカランの「ハイパーマート」で開催された。2012年から始まり、今年で4回目を迎えた春の祭りは広い会場に変更し、ブース数を拡充したほか、メイン、サブの2ステージを設け、主催者によると8万人を超える来場客が楽しんだ。
今年から建設予定の複合施設「オレンジ・カウンティ」内の敷地に変更したことで、ブースは昨年より増え、115のブースが会場に並んだ。ステージ上では、阿波踊り、ソーラン節などの日本文化やバリ舞踊などのインドネシア文化、さらにミス・さくらコンテストやコスプレコンテストを開催したほか、さまざまな音楽グループが会場を盛り上げた。
祭りの相談役を務める奥信行さんは「ブースの予約は1カ月前に完売した」と、さくら祭りの認知度が高まってきたことを実感。西ジャワ州ブカシ県タンブンで日本料理を提供する「マケッポ」は今年初めてさくら祭りにブースを出展。「とても大きなお祭り。ブースを出すことでプロモーションになる」とラーメン、たい焼きなどの呼びかけに奮闘した。
チカラン在住のミアさん(27)は今年初めてさくら祭りに参加。「コスプレ大会に出場する友人を見るために来た」と、たこ焼きを右手に祭りを楽しんだ。
祭りの運営を支えるフアド・カディルさんは「さくら祭りは4回目で、祭りとしてはまだまだ子どものようなもの。これからも両国の交流を深めるため、続けたい」と抱負を述べた。(佐藤拓也、写真も)