初海外遠征で1―2 日イU15代表が練習試合
サッカーのU15(15歳以下)日本代表は15日、西ジャワ州スントゥールでインドネシアのU15代表と練習試合で対戦した。2017年のU17ワールドカップ出場を目指す日本代表チームの海外遠征はこれが初めて。飛び級で選出された久保建英選手もプレーしたが、日本代表は1―2で破れた。
前半から積極的に仕掛けるインドネシアに対し、日本は選手が自陣ペナルティー・エリア内でハンドの判定を受けPKを献上する。1点を追う展開が続くが、キャプテン菅原由勢選手のFKに棚橋尭士選手が合わせて同点とする。
後半、選手全員を入れ替えて臨んだ日本は相手ゴールに迫る場面が増えるが追加点が遠い。攻めあぐねているところを失点し、そのまま試合を終えた。
森山佳郎監督は「相手を思った以上に頑張らせてしまった」と試合を振り返った。選手はインドネシア代表の球際の強さや、ぬかるむ芝に苦戦。監督はプレッシャーがかかるなかでも正確にプレーできるように徹底していきたいと話した。
代表にはスペインの名門FCバルセロナの久保選手が13歳ながら選出された。若手選手の国際的な青田買いを懸念した国際サッカー連盟(FIFA)の決定でクラブの公式戦に出場できなくなり、帰国。去就が注目されている。
13日に来イしたチームは17日にインドネシア代表と再戦、18日には地元クラブのチームと対戦する予定だ。(田村隼哉、写真も)