防災協力でエール交換 日本企業トップ100人出席 カラ氏歓迎会
日本インドネシア協会(会長・福田康夫元首相)と日本インドネシア友好議員連盟(会長・二階俊博衆議院議員)は16日、東京・帝国ホテルでユスフ・カラ副大統領の歓迎レセプションを開催した。日本側から会員企業の社長クラスを中心100人あまりが出席。インドネシア側からは随行のプアン・マハラニ人間・文化開発調整相、サレ・フシン工業相、ユスロン・イフザ・マヘンドラ駐日大使が出席、約1時間半にわたり懇談した。
午後6時過ぎから始まったレセプションの冒頭、福田会長は「会の開催についてショートノーティスであったにもかかわらず、日本側からたくさんの出席者が集まったことは、カラ副大統領の日本での人気を物語る」と、個人的にも親しい副大統領を歓迎した。また仙台の防災会議への参加にも触れ、「両国はともに津波の経験があり、互いを理解した立場」であることを改めて強調した。
これに対し、カラ副大統領は感謝の辞を述べると共に、「副大統領、大統領が同じ月に相次ぎ一国を訪問するのは極めて特別なことで、日本を重要な国と捉えている」と語った。
副大統領は今回の訪日で日本の大手企業首脳と会談を続けているが、「各企業ともインドネシアを戦略的な国と捉えており、口をそろえて『投資を拡大する』と話してくれた」と日本側の前向きな姿勢に期待を表明した。
さらに副大統領は、東日本大震災の際は日本に滞在中で、「当時の日本人の冷静な対応に驚いた」と経験談を披露し、防災教育の分野で日本から学ぶことが多くあると示唆した。
友好議員連盟の二階会長は「日本が防災の日と定めている11月5日を世界の防災の日としたい。まずインドネシアの支持を得たい、と副大統領に持ちかけたところ、二つ返事でOKを頂いた」と述べ、副大統領の支持表明に感謝した。
このレセプションには釜和明・IHI会長、北村俊昭・国際石油開発帝石社長、渡辺修・石油資源開発社長、久保田隆・千代田化工建設会長、西室泰三・日本郵政社長、北村禎介・三井住友銀行会長、立石文雄・オムロン会長ら有力財界人・経営者が出席した。
インドネシア側でも民間からソフヤン・ワナンディ副大統領専門スタッフチーム代表らが参加した。(斉藤麻侑子、写真も)