ボゴールにウナギつり堀 家族賑わい 2カ所増設 シンダン・レレット・ウナギファーム
西ジャワ州ボゴール県チナガラ・チャリンギン村に先月、ウナギ釣りが楽しめる「シンダン・レレット・ウナギファーム」がオープンした。口コミで日本人の家族客が訪れ、ファームは新たにウナギつり堀を2カ所増やし、15日からは新つり堀で楽しめる。調理場もあり、ウナギの蒲焼きなども味わうことができる。釣りを通じて、家族が一緒に休日を楽しむ場所を提供していく。
屋外にはコイやナマズのつり堀も常設。完全予約制で、毎回、日本人客15人に限定し営業している。
オーナーはウナギなどの養殖場を経営するエディーさん。先月4日に開業した。営業担当の田中実さんや現地スタッフたちが案内する。ウナギ釣りを楽しみ、食事を取ったあとに、コイやナマズを釣り上げるというコースだ。
目玉はウナギ釣り。「インドネシアだけでなく世界でも今までになかったもの」と田中さん。ウナギは村内にある養殖場から運び、予約客ごとに60匹(240キロ)を堀に放す。
種類は、南ジャカルタ・ブロックMの日本料理店などに卸しているアンギラ・ビカラー種。日本のアンギラ・ジャポニカ種と近い味という。
つり堀近くに調理場があり、来場者に提供する食事では、泥抜きした新鮮なウナギをさばき、蒲焼きなどにする。1キロ30万ルピアで持ち帰ることもできる。
会社員の土田匡彦さんは1カ月前の仮オープン時、家族とウナギ釣りを体験した。2人の子どもたちは釣りに熱中していたという。「家族と釣りが楽しめる。その場で調理するウナギの蒲焼きもおいしかった」と釣り好きでもある土田さん。アクセスは、南ジャカルタ・チランダックの住まいから高速道路を使い、西ジャワ州のチアウィ料金所をおり、約1時間半で着いたという。
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利用料金は大人一人25万ルピア、子どもは同13万ルピア。竿代やえさ代などは別料金。土・日曜と祭日に営業している。
予約は田中さん(携帯0812.8960.2588)か、エディーさん(同0812.8897.8999)まで。(山本康行)