「ロボット開発かなえたい」 作文で伝える日本の魅力 コンニチワ・ジャパンアワード 在デンパサール日本総領事館
在デンパサール日本国総領事館は1月30日、インドネシア人から見た日本の魅力をインドネシア語で紹介する作文コンテスト「コンニチワ・ジャパンアワード2014」の表彰式を開いた。今回で3回目を迎え、ロボット開発を夢見るアチェの大学生の作文が優勝した。
優勝したのは、アチェ州のシャークアラ大学工学部に通うアルティカ・プトゥリ・シャファニさん(19)。日本で学び将来ロボット開発に関わりたいという夢と、留学を希望する京都大学で教授を務めるミミさんとの出会いを文章にした。アルティカさんは表彰式で「日イがより互いのことを知れるよう、交流の機会が今後も増えることを願っている」と話した。
アルティカさんには国営ガルーダ航空デンパサール支店から賞品の日本への往復航空券が贈られ、2日から日本を訪れており、ミミ先生にも再会する。
表彰式には柴田和夫総領事や受賞者とその家族らが出席した。柴田総領事は「ありのままの日本をよく見てきてほしい。日イには多くの共通点があるはず。日本への留学の機会も見つけてほしい」と背中を押した。
総領事特別賞を受賞したケトリン・レスマナさんは、バリにある漫画家の恒吉民子さんの漫画教室に通う。初めて日本を訪れた時の体験を自ら描いた金閣寺の絵と一緒に応募した。現在日本留学中のレシディア・スダイラさんは相撲をテーマに作文を書き、観光部門賞に輝いた。
文化教育部門を受賞したアイ・スミラ・スティアワティさんは教師で、研修で日本の学校を訪れた際に壁に貼られた標語などの「掲示物」に関心を抱き、インドネシアでも取り入れてはどうかといった鋭い視点が評価された。
同コンテストは観光と文化・教育をテーマに募集し、46件の応募があった。同館ホームページとフェイスブックで作文を公開し、読者からの「いいね!」の数と合わせ、総領事館員が審査した。
作文は同総領事館のホームページ(www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/indonesia/10_00konnichiwa_id.html)で読むことができる。(毛利春香)