来年から値下げか 変動制への変更で 補助金付き燃料価格

 来月から補助金付き燃料価格が原油市場価格や為替に合わせた変動制になれば、値下げされそうだ。中銀は「2月以降はデフレになる可能性がある」と予想している。
 経済紙コンタンの推計によると、原油国際価格が1バレル60ドル、対ドルでのルピアレートが1ドル1万1900ルピアの場合、物流費用などを含めたインドネシアでの販売価格は1リットルあたり6050ルピアになる。現在の補助金付きガソリン「プレミウム」の価格1リットル8500ルピアより安い。さらに政府の補助金分が差し引かれるため、消費者にとっては朗報になりそうだ。
 補助額は政府が検討中。政府にとっても原油価格が上下し、燃料補助金が膨らむリスクを消費者側に転嫁できる。原油安が新政権にとって制度を変更する追い風になった格好だ。

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